COLUMN
コンフォートゾーン
ご来院される患者様は痛みを訴えて来られる方が多数ですが、痛いところが治ったら治療はおしまいという方がほとんどかと思います。
お気持ちはわかりますが、実際は痛いところに原因がある場合はあまりないです。
もちろん足首を捻挫をして痛いのが治療で良くなったから競技復帰です、というのはその場所の問題ですが、例えば痛めたきっかけを覚えていないのに気づいたら腰が痛いとか痛みの原因が良くわからない場合ですね。
大概は日常の姿勢の悪さだったり、オーバーワーク(使い過ぎ、特に対象となる筋肉や関節に悪い状態でのもの)、自分で固めてしまっていたり、ストレス等々ですが、意外と気づけていないものです。
特に、運動選手や自分で運動やトレーニングが出来ていると思っている人の方が多いですかね。。。
事実をはっきりと認識させてくれる状況でないと鏡の中の自分にでも都合の良いように解釈し始めるのが人間の脳なので、全力で間違った方向に進んでしまうということになりまねません。
自信と過信、表裏一体紙一重と言えます。
痛みが消えても練習したらまた元に戻った、というのは「私は治らない身体だから」といって諦めるのではなく元に戻る使い方だからであって、それが修正できれば痛みは出ないはずです。
でもなかなか居心地が良いところから抜け出せないのも人間の性質なのでしょうか。
そんなコンフォートゾーンから抜けて進化し続けたい、そういった気持ちをお持ちの方は是非一度お越しください。